文部科学省の初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室が、平成27年11月に行われた、初等中等教育分科会の資料で、「2030年の社会と子供たちの未来」について、【子供たちに、新しい時代を切り拓いていくために、必要な資質・能力を育むためには、学校が社会や世界と接点を持ちつつ、多様な人々とつながりを保ちながら学ぶことのできる、開かれた環境となることが不可欠】としました。
さらに、「社会に開かれた教育課程」を作る為には、次の3つが重要としました。
〇社会や世界の状況を幅広く視野に入れ、より良い学校教育を通じて、より良い社会を創るという目標を持ち、教育課程を介して、その目標を社会と共有していくこと。
〇これからの社会を創り出していく子供たちが、社会や世界に向き合い、関わり合い、自らの人生を切り拓いていくために、求められる資質・能力とは何かを、教育課程において、明確化し育んでいくこと。
〇教育課程の実施にあたる、地域の人的・物的資源を活用したり、放課後や土曜日等を活用した社会教育との連携を図ったりし、学校教育を学校内に閉じずに、その目指すところを社会と共有・連携しながら実現させること。
これらからもわかるように、『子どもたちに関わる問題』は、一言で捉えられるものばかりではなく、新しい道を切り開くための力を身につけていくことに、注視されていくことでしょう。
こうした社会情勢の変化を受け、私たちは、未来ある子どもたちに、明るい未来を届けるべく、悩まれている方々への支援手法について、学識者の方々にもご指導を頂きながら、より良い支援手法を研究し、「いじめ」や「ひきこもり・不登校問題」との関わり合いを踏まえ、対処して参ります。
私たちは、各関係団体や各界各分野の専門家、行政、地域団体とのネットワークを構築し、このネットワークを活かした情報提供やアドバイス、支援手法の研究などにより、未来を担う子どもたちが笑顔で暮らせる社会となるよう、『子どもたちの夢の実現』を理念に日々取り組んで参ります。